<< BLOOMY GIRLS(ブルーミーガールズ)/高木正勝(たかぎまさかつ)作品集 | main | 麻田浩展 : 京都市立美術館 >>
片岡健二−渡辺豪 incubation07

京都芸術センターで「顔」の個展がやってます。
渡辺豪さんの豊田市美術館でのベリーベリーヒューマンのインパクトが頭にありましたのでしっかり観てきました。

3Dソフトに様々なスキンを被せているのが渡辺さんの作品の特長。
フォルムはすべて同じなのに、そこに被さっているスキンが違うことから差異が生じ、また別な驚きがあります。

デスクトップで処理された匿名の顔に、不思議な…、親密な感覚を覚えてなりません。

個々の意味が漂泊され、物質的な皮膚のディティールのみの痕跡だけがあります。

マネキン人形に魂の抜けたかのようなスキンを張り付けることで、現代のイコンたりえていると思います。
観ていて宇宙人のようにも見えてきてしまいます。

高精彩な皮膚のディティールは、そのものをみるのではなく、その内に秘められたコンセプトを味わうものでしょう。

顔というキャッチーな作品郡ですが、意図が興味深いです。


もうひとつの個展、片岡健二さんの王道ともいえるコミュニケーションの探りかたは、好きです。
愚直なまでに好きな対象を作品にしてしまっています。今後の作品をみてみたい作家がまた一人増えました。

今回の展覧会を企画したmazzというキュレーター集団の企画、なかなかうまいなと感心します。
可能であれば、一つの空間のなかで二作家の対象的な「顔」を対峙させられたら面白かったろうなと思います。
会場の都合上無理だったとは思いますが。

| 京都の展覧会 | 15:33 | comments(0) | - |
コメント
コメントする